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さくらのおと

チャンスは平等とハニーデュー

乃木坂46 35th Single「チャンスは平等」。

MVは、メンバーがマネキンに扮するというアイデアを軸に進んでいく。まさに「アイドル=偶像」の原点だなと思った。 テレビでのパフォーマンスを見た。 現役モデルやモデル経験者が勢揃いして踊る華やかさを強く感じた。

チーム乃木坂が、35枚目で表現したかったのは、ダンスが上手いグループとかではなく、この圧倒的な華やかさなのだろうと思う。それには3期生が勢揃いする必要があるし、そのセンターに山下美月がいる必要があった。

音楽は、ちょっと懐かしいタイプのファンクをベースにしたディスコソング。全体的に、流行りすぎてスタンダードになっている感じもある「0年代」のファッションを、今風にアレンジしたかのようだ。

その一方で、カップリングにはこれまで馴染みのない作曲陣が名を連ねる。未来のクリエイターたちがそこにいる。


日向坂46 11th Single「君はハニーデュー」。

”新参者” 4期生からセンターを迎え、MVでは一人の少女がアイドルグループで活動を始めるまでの工程が描かれている。彼女たちが、決起する場所は、Anniversary Liveを行う場所として選んだ横浜。そのAnniversary Liveでは、Day0 齊藤京子卒業ライブでグループの原点に向き合い、Day1, Day2で未来を感じさせた。特に、Anniversary Liveで見せた「月と星のMidnight」は、未来を感じさせるに十分だった。

本来は4月5日の卒業ライブをスタートに、4月6日・4月7日のAnniversary Live、4月10日のシングル発売というスケジュールを組んでいた日向坂。それは、助走から急に離陸をするのに十分だったはずだ。残念ながら、発売日を1か月ほど遅らせなければならなくなったのは、きっと無念が残っているのだろう。

卒業した先輩の場所に後輩が入り、そして認知が広がる。乃木坂や櫻坂で始まっていたグループの新陳代謝が、日向坂でもいよいよ始まろうとしている。