欅坂46 THE LAST LIVE -DAY1 & DAY2- を今頃買ってみてみた。これは2020年10月12日・13日に無観客の代々木体育館で行われた、欅坂46の最後のライブ。欅坂46の長いファンの中にはまだ開封できていないという話も聞く。
自分が初めて欅坂46をちゃんとみたのはこの10月13日。つまり最後の日だった。当時はメンバーの名前もよく知らないまま見ていたのを覚えている。
改めて2日間を通したライブを見て、DAY1とDAY2の演出の違いが気になった。 DAY1は、レンガと鉄格子を中心に、重いテイストの演出が続いていく。衣装も緑で、セットリストも欅坂の表題曲が多く含まれていて、よく知っている欅坂46だった。 DAY2は、衣装も白だし、映像もどこかPerfumeのようなサイバーチックで明るめの演出が多かった。 そして、全体を通して、二期生がとても目立っていた。ドキュメンタリーによると、このライブで初めて振りを覚えた曲も多くあるらしい。
実際、欅坂46 二期生のおもてなし会が2019年4月に開催された後開催されたライブは数える程。
- 欅共和国2019(2019年7月)
- 欅坂46 夏の全国アリーナツアー2019(2019年8月)
- KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU! (2020年7月)
- KEYAKIZAKA46 Live Online, AEON CARD with YOU!(2020年9月)
そして、二期生を加えたシングルは2019年9月に発売を発表するも、2019年12月に発売延期を発表。そのまま、メンバーの卒業と感染症の拡大を迎えてしまった。
欅坂46今冬発売9thシングルで初の選抜制度、2期生から7名抜擢 欅坂46の9thシングルが発売延期に 二期生が一期生とマージしてチームになるタイミングが、皮肉にもラストライブだった。
全体を通して二期生が目立っていたことと、そしてDAY2の白を基調とした演出は、どこか櫻坂へと繋がる。その中で重要な鍵となったのは、幻の9枚目に収録されるはずだった楽曲たち。
- 10月のプールに飛び込んだ
- 砂塵
- コンセントレーション
- カレイドスコープ
- Deadline
この1回きりの披露で作られた振り付けと、白と自然物を基調とした演出は櫻坂への橋渡しを強く感じる。
その後、THE LAST LIVEは - 風に吹かれても - アンビバレント - ガラスを割れ! - 誰がその鐘を鳴らすのか? と代表曲を披露した後、デビュー曲「サイレントマジョリティー」でエンディングを迎える。
最後に緑を印象付けた後、アンコールで披露される櫻坂46「Nobody's fault」は、この後に続く未来を予感させる素晴らしいものだった。
2023年に改めてこのライブを見て感じたのは、二期生がジョインしたチームの助走期間だった。このチームが、櫻坂として満開に咲き誇るための必要な活動がこの2日間に詰まっていたのではないだろうか。